結局どれが当たる占いなのか
って思いませんか?
私は思いますよ。
だって正直「わ~、占いが当たったぁ❤」って思ったことほとんどないですから。
いやいや、私だって長く生きてきて、その期間中、多分平均よりずっと占いには興味があって。
未知の“○○占い”なんていうのを見つけたらウハウハとチェックしてきた過去があるわけですよ。
なのに、「この占い、当たるわぁ❤」と思ったことはほぼない。
特に毎朝テレビでやってるようなのとか、雑誌の最後の方に載ってるタイプのね。
多分、対象が大きければ大きいほど薄まるというか、当たり障りのないというか、そんな感じになっちゃうんじゃないのかなぁと思ってる。
ただ、タロット。特に、きちんと個人として鑑定してもらえるタイプのタロットは、後になってから
「あ~!!あの時のアレか!!」的に“思い当たる”ことが出てくる。
YouTubeのタロットリーディングも、ちょいちょい「う~ん、言われてみれば…そう…なのかな」という感覚になることはありますね。
だから、相性的なものもあるにせよ、タロットはいいと感じてる。
というか、ちゃんと「個人」として鑑定してもらえる占いの方が、やっぱりいいんじゃないかな。
生年月日を使う占い(「命術」という種類ですね)は、基本的に誰が占っても結果は同じはずなんだけれども、例えば2月23日生まれのあなたと3月18日生まれの誰かが一緒の結果を受け取るのってやっぱり納得できなくない?
どちらも「うお座」なんですけどね。
と、いうわけで、どんな占いにせよ、ちゃんと「個人として鑑定を受けられる占い」がいいと思ってます。
たとえその時は的外れに感じても、後から「あぁぁぁ!!」って腑に落ちる瞬間が来ないとも限らないし、悩んでることを利害関係のない人に吐き出すだけでも多少は楽になるから。たぶん。
お悩みの種類にもよるけれど
先ほど「生年月日」を使うのは「命術」と書きました。
これは生涯変わらない、いわば「運命」のような大きなものを読み解くのに向いているタイプの占いでしょうね。
西洋占星術、四柱推命などが代表ですが、そのほかにもビックリするくらいたくさんありますね。
私のイメージでは、本を開いて、生年月日と表を照らし合わせて計算して… という過程を踏むのはすべて命術だと思ってます。(乱暴)
そして命術はいわば統計学の一種でもあるため、あまり大きくは外れないけれども往々にして例外もあるんじゃないかな。
更に言うと、細かいところまで突っ込んで読み解くのは案外難しいかもしれない。
一方、タロットをはじめ、カードやダイス(古くは筮竹)を使うのは卜術(ぼくじゅつ)。
生年月日は不要ですし、計算する手間もありませんが、出たものを読むためのセンスとイメージ力、ないしは記憶力があって然るべき。
卜術は結構神秘的というか、カードは間違っていないことが多いのだけれど、解釈をしくじる可能性は常にある気がしています。
この点で、実はご相談者と二人三脚で検証しながら読み解く必要性が出てくるんだなぁ…
その代わり、深いところまで読み解けることは多いと思います。
と、いう感じでそれぞれに一長一短があるわけですね。
結論から言うと、
- 大きな時間の流れの中で、自分の強みや立場を知る=命術
- 今、この瞬間に、何をどのように選ぶべきかや可能性を知る=卜術
こんな感じでいいのかなと思います。
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