四柱推命って聞いたことありますか?
四柱推命は、古代中国で生まれた運命学の一つです。
生まれた年、月、日、時の干支(十干と十二支)を基に、個人の運命や性格を分析します。
四柱推命の得意な分野は、人生の大まかな流れや運勢を読み解くこと。
恋愛関係で言えば、いつ頃、どんな人とのが出会いが期待できそうか。
どんな仕事に就くと成功するか、そして金運のいい時期悪い時期なども判断できます。
一般的な人間関係・相性もはっきりと読み取れるでしょう。
五行思想や陰陽思想との絡み合いも深く、中国の伝統文化に根ざした学問ともいえます。
四柱推命の魅力
四柱推命の魅力は、何と言ってもその精度の高さです。
生年月日と時干から導き出す干支の組み合わせによって、人の性格や運命を細かく分析することができます。
さらに、人生における各年齢ごとの運勢の変化や転機を予測することも可能です。
いつ、どんなことが起こりそうか、自分の運勢を知ることができるので、将来の方向性を見極めたり、運気を上げるための工夫をすることができます。
私が学んだ先生は、「人生の流れを知り、うまく進んで行けるようにアドバイスをする」というような表現をされていました。
正直なところ、人生のどん底の時期というものを経験する方は少なからずいらっしゃると思います。
でも、その苦しい時期がいつ終わるのか、どう乗り切ればいいのかを知ることができれば、多少は救いになるのではないでしょうか。
四柱推命の命式について
四柱推命では、生まれた年月日と時刻に対応する漢字八文字を導き出して鑑定します。
年月日時のそれぞれを柱と呼び、この「四柱」を使って運命を「推量」するので「四柱推命」。
更にひとつの柱には二つの要素が入るので、使うのは八文字となります。
実は「四柱推命」と呼ぶのは日本式で、本場の中国・台湾ではずばり「八字」と言われているそうです。
英語では”Four Pillars of Destiny”だそうなので、なぜか日本式で呼ばれているみたいですね。
ひとつ注意したいのが、「四柱推命」あるいは「八字」なので、正しい命式の判断には必ず生年月日と時刻(できれば出生地も)が必要というところです。
「出生時刻が不明」なら三柱/六字でとりあえず読みましょうか、というふんわりした鑑定もあるのは事実ですが…
八字の精度が100%だとしたら、六字だと単純に考えて75%ですよね。
精度がいきなりガクッと落ちるのは致命的だと思います。
それに、「柱」は互いに作用しあいます。
欠けている部分が命式に大きな影響を及ぼしている可能性も大きいわけです。
残念ながら、四柱推命は「誰でも受けられる」占術ではないんですね…
四柱推命の魅力・まとめ
四柱推命は、自分の運命や性格を知るための貴重な手段です。
的中率に関しては折り紙つきですが、昔から「難しい」というイメージを持たれてきたのも事実。
とはいえ、わかりやすく解説されている書籍やウェブサイトも増えてきているように思います。
ただ、案外「流派」のようなものがたくさんあって、それぞれに守備範囲が違っているような気もしないでもありません。
鑑定の依頼をしたい、あるいは自分でも学んでみたいと思い立ったなら、「ご依頼者の出生時刻(と出生地)」を大事にしていらっしゃる鑑定士さんにお願いするのが確かかと思います。
四柱推命を、自分自身をより知るため、あるいは周囲の人々との関係をますます円滑にするための参考にしていただきたいです。奥深さに触れてみてください。
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